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映画に備えよ! 【ノーゲームノーライフ】TVアニメ版を振り返って分かる本作の魅力

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いよいよ来月7月15日に劇場版が公開となる「ノーゲーム・ノーライフ(以下ノゲラ)」。

榎宮祐によるライトノベル(以下ラノベ)が原作となっていて2014年にアニメ化を果たし、2期を強く望むファンも多い人気作品ですね。そのコンセプトは『バトル出来ないファンタジー』とされていて、現実世界で最強無敗の都市伝説級ゲーマー『 』(くうはく)の正体であり主人公である空と白が、この世の全てが単純なゲームで決まる異世界『盤上の世界(ディスボード)』に召喚される…、という物語になります。

昨今のラノベ系で流行とも言える異世界転生に『世界の全てがゲームで決まる世界設定』+『最強無敗都市伝説級ゲーマーの主人公』という要素が加わった事で主人公無双全開になりがちですが、やはりそれだけで人気作品になったという事はありませんねw

今回はそんな映画も控えたノゲラの魅力をTVアニメ版を原作のタイトルに当てた三つのカテゴリーに分けてお送りしたいと思います。

さぁゲームをはじめよう。

※以下からアニメ版のネタバレを含みます。気になる方はご注意を!

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ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです

あらすじ

人生なんてクソゲーだ…

280を超えるゲームで頂点に立ち、ツールアシストやチートを使ってさえも勝てないとされ都市伝説にまでなったゲーマー『 』(くうはく)の正体は空と白の2人組の義兄妹。

兄である空(そら)は無職・童貞・非モテ・コミュニケーション障害・ゲーム廃人の18歳。

妹の白(しろ)は不登校・友達なし・いじめられっ子・対人恐怖症・ゲーム廃人な11歳。

そんな二人がいつものようにゲームに勤しんでいるある日一通のメールが届く。

『 』達へ 君ら兄弟は、生まれる世界を間違えたと感じたことはないかい?

物語の始め。異世界に召喚される前の現実世界における二人。

開始そうそうネットゲーム上で1200人相手に4体で完封するという離れ業をやってのけたのも驚きですが、その4体を2人で操作していたのだからまさにウルトラC

都市伝説とまでなった伝説のゲーマーの強さとモニターの外にいる実際の二人のギャップが面白い場面ですね。というか、さすがに両手両足操作は無理がある気がしますw

これから二人はメールの送り主である異世界の神『テト』にチェスで勝つことによって異世界に転生する事になります。

アニメの1話から4話は原作1巻相当の物語です。

では順を追って振り返ってみましょう♪

上空からのダイブ!? 行きついた先は異世界『盤上の世界(ディスボード)』

 

あらすじ

正体不明のメールの誘いを受けて異世界へ転生することを望んだ二人が光に包まれ放り出されたのは見た事もない世界の遥か上空。落ち続ける中、異世界に招待した神・テトによって二人のいる新たな世界ディスボードにおける絶対法則『十の盟約』を知る。

世界の法則を知り何度か実際に試して行く中で、2人はこの世の全てが単純なゲームで決まるディスボードという異世界について知識を深めていく。

そんな折、宿屋で休む二人に来客が現れる。来客の名は『ステファニー』。前国王の孫娘にして、現在『 』の二人が滞在している人類種国家『エルキア』で行われている『次期国王選出ギャンブル大会』に負けた娘だった。

現実世界とは打って変わって美しい色彩の異世界ディスボード。全体的に赤が強調されている映像はまさに異世界といった感。

物語を語る上で世界観の説明は重要になりますが、この世界において最も重要な『十の盟約』の説明と、異世界においても『 』の強さは健在だという事が加わりこれからの展開を期待させます。

また、この後行われるステフとのじゃんけん勝負においては作品の醍醐味とも言えるゲームの心理戦も上手く描写されています。

そしてこの辺りからちょいちょい出てくるパロディ(上記のじゃんけんはジャカジャカじゃんけん)やキャラクター達のテンションの高さもノゲラの面白さの一つになります。

それにつけても空役の松岡さんのテンション高さは素晴らしいですw

上記の画像はローリング土下座

《盟約に誓って(アッシェンテ)》 人類種次期国王の座を巡るチェス

あらすじ

ステフを負かしたクラミーは魔法を使える上位種族・森精種(エルフ)と手を組んでイカサマをしていたが、イカサマはバレなければイカサマでない為に次期国王選出ギャンブル大会を順調に勝ち進んだクラミーの戴冠式に『 』の二人が乗り込む。

原理的に勝てない魔法を使われるわけじゃなければ、『 』に敗北の二文字はない」と、魔法によるイカサマの存在を知って尚二人は勝負を挑む。

ちょいと王様になって、領土取り戻してくるか!!

前半のクライマックスである次期国王選出ギャンブル大会。お題は「チェス」。当然普通のチェスではなく、兵が意志を持っている特殊なチェスです。

『カイジ』等が代表とも言える創作ゲーム系作品の例に洩れず、ノゲラも普通のゲームなんかしませんw

意志が介在する文系担当の空意志の介在の無い理系担当の白と、明確な役割分担をする事によって二人で一人の最強プレイヤー『 』が成り立っている事がよく分かる勝負です。

勝負は一進一退の攻防が続きますが、途中からチェスではない全く別のゲームになっていくのには観ていて笑ってしまいました。まさか相手女王を口説き落とすのが勝負のカギとはww

そして可愛いは正義ですww

人類種よ! 反撃の狼煙をあげろ!

あらすじ

敬愛する国民…いや、イマニティ同胞諸君!
クラミーを打ち破った空と白の二人。新たな国主として『 』の二人揃って戴冠式にて民衆に姿を現した。人類種が置かれている現状を問い、その問いに俯く国民たち。しかし空は演説の中で自らを弱者とし、弱者であるからこその強者である事を思い出させるように国民達を叱咤し奮起させる。
さぁ、ゲームをはじめよう! 全世界に宣戦布告する。我らが国境線、返してもらうぞ!
こうして空と白は第205代エルキア国王と女王に戴冠した事を宣言し、同時に全世界に宣戦布告をした。その手には種の駒が握られていた。

展開としてかなり熱いものがある上に、ノゲラの作中のみならず全アニメの括りの中でも屈指の名演説シーンです♪ 私の一番のおすすめシーンでもありますww

作中での人類種は16ある種族の内最下位。底辺から上へ駆けあがっていくまさにジャイアントキリングとも言えるこの展開を嫌いな人はそうはいないでしょう。

4話のこのシーンの後、空と白の二人を召喚した張本人にして唯一神のテトが二人にコンタクトを取ってくるのですが、その展開も熱くなる要素として外せません♪

唯一神は負けず嫌い。一度『 』にチェスで負けたのが相当悔しかったようですw

ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです

晴れてエルキア国王と女王になった空と白は次に攻略する国として、序列十四位の種族・獣人種(ワービースト)が治める国『東部連合』に目を付けます。

アニメの5話~8話は原作の第二巻に該当し、ここから各種族と本格的に接触しだしますが、展開としてはここからスローダウンします。

それでは順に追ってみましょう。

獣耳っ娘攻略の第一手! VS天翼種(フリューゲル)のジブリール

あらすじ

国政をステフに押し付け日がな一日読書やゲームばかりしている空と白。ステフに呆れかえられるも、その裏では次の一手で重要な情報が圧倒的に足りない事に内心焦るを感じていた。
そこへステフの口からかつて天翼種(フリューゲル)にゲームで負けて巻き上げられた国立図書館の情報を聞き、図書館の主である天翼種のジブリールにしりとり勝負を挑む。

田村ゆかりさん演じる天翼種の新キャラ・ジブリールが登場しました。見た目はまんま天使ですw

図書館の主というからにはクールな知的キャラかと思いきや、変態的知識欲の持ち主で、勝負の餌として二人の持つタブレットを掛けます。

未知なる知識にヨダレの止まらないジブリールさんはエヘヘ系女子ww

驚天動地の具象化しりとり

あらすじ

天翼種が行うゲームは伝統的に『具象化しりとり』のみとなっている。
具象化しりとりとは、『基本的なルールはしりとり。答えられなくなった時点で負け。実在しない物は無効回答。そして回答した物がこの場にあれば消える。無ければ出現するという魔法によって可能となるゲームである。
ゲームが開始され、空の第一答は『水爆』。頭上に現れ起爆する水爆から身を守るために防御魔法『九遠第四加護(クーリアンセ)』を唱えるジブリール。
あるものは消え、無いものは現れる驚天動地の具象化しりとりは、真意を隠し、相手の思考も読み切った空達の勝利に終わった。

同じ人類種とのゲームではなく上位種である多種族との初バトル。魔法も大っぴらに使ってくる以上どうしても同じとは言えませんが、前回のチェスとは一体なんだったのかと問い質したくなるほど一気にゲームのスケールが上がります

空の欲望にまみれたお色気シーンもあるのですが、なんといってもこの勝負の醍醐味はまるで詰将棋のように読みに読み切る心理戦とギリギリの攻防。一部「無茶だなー」と思う点はあるかもしれませんが、そこはアニメを鑑賞する上で突いたら無粋ですよね?w

神を倒すと宣言する空に亡きマスターを重ねて忠誠を誓うシーン。盟約の効果もあるかもですが、何気に後で重要となってきそうなワンシーンですね♪

前国王の意志とステフの想い

あらすじ

見事ジブリールを倒し、図書館とジブリールそのものを手に入れた空と白は、早速東部連合攻略の為の情報をジブリールから聞き出そうとする。しかし、ジブリールから告げられたのは東部連合には勝てないという情報。事実、上位階であるジブリールも過去に挑んで負けていた
そんな中、国土の半分を掛けて過去8回挑んだのがステフの祖父であるエルキア前国王だったとして、空は前国王をステフの前で悪く言ってしまいステフを泣かせてしまう。

8回も、それも領土の半分を掛けて特攻した挙句に負け続けるとか、前王マジ愚王。なんて思っていたら、やっぱり裏がありましたの回。空のゲームに対しての姿勢のみならず『人』は信じていないが『人の可能性』を信じているという空の内面と、空と白の過去が少し描かれています。

そしてこれまで散々愚王として表現されていた前王の凡人でありながら人の可能性を信じて足掻き切った生き様は、ステフのみならず観る者の涙線を刺激するでしょう。

私も少しウルッときましたw

ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……?

ジブリールという従者と前国王がまさに命を掛けて手に入れた情報を引っ提げて、空と白は本格的に東部連合に戦いを挑むアニメの9話~最終12話までは、原作でいうところの第3巻に該当します。

ここからまた新たなキャラクターである獣人種達が登場です。中でも口の悪い獣人種の少女・いずなは同じロリ枠である白とはまた別種の可愛らしさがありますw

物語としては序盤のクラミー戦を除けばVS東部連合のみに絞った感じですので大きくは動かないのですが、内容も濃く、アニメ後半戦という事もあって作画の出来も見どころの一つですよ♪

それではラストまで参りましょう。

消えた空!? 『 』の過去

9話のOPはありません。

というより9話はかなり特殊な演出になっており、上記までであらすじを書いてきましたが、ここではあえてあらすじは無しの方向で。

全体的に白み掛かった世界で、今までの展開が全部嘘だったかのように白以外はみんな空の存在を知りません。徐々に自分の記憶もあやふやのなってきた白を支えたのは空との思い出と、『空白に敗北は無い』という誓いとも言える言葉。

色が戻った世界の中、『きっと何かをされたのだろう』『何かが起こっているのだろう』という推測に空と白の二人の絆が逆転の一手を生みますが、そこへ至るまでの演出が神掛かっています。

9話単品ではなくここまでに至る全てを見ているからこそ輝く神回ですが、損はさせませんよ♪

最初鬱っぽい展開ですが、鬱なんて誰得です♪

ちなみにこの勝負で空とクラミーはこれまでの記憶を共有しますが、それだけではない伏線回でもありますw

VS 東部連合 白の圧倒的実力も……

あらすじ

クラミーとの2度目の勝負に勝利を収めてクラミーを仲間に引き入れた空と白は、ステフとジブリールと共についに東部連合との決戦の場へと赴く。
勝負の内容は4対1のフルダイブ型のVRFPSゲーム。空達エルキア側が勝てば東部連合の所有するエルキアの領土を取り返し、東部連合代表のいずなが勝てば人類側の種の駒とゲームの記憶の忘却
人類種を遥かに上回る獣人種の高い身体能力を武器に闘ういずなに対し、元の世界にFPSゲームにおいて前人未到の記録を打ち立てた白の猛攻と空・ジブリールのアシストで確実に追い詰めていくが、一時的に物理限界を超える『血壊』によって形勢は逆転する。
ジブリールを撃たれ、ついに空と白も撃たれる中勝利を確信したいずなを打ち抜いたのは伏兵として潜んでいたステフだった。

まさかのフルダイブVRゲームとは中の人繋がりでSAOか!」とつい突っ込みたくなってしまいますw

ゲームの内容は白のFPSにおけるとんでも能力もさることながら、血壊を発動させたいずなは『チート』の一言。攻守が目まぐるしく入れ替わり、『 』の二人が打ち抜かれてあわや敗北かと思ったその時まさかの逆転の一手はステフという、まさに未来予知ともいえる人類の知略、弱者の力による勝利には興奮を隠せません。

しかしこの勝負のFPSゲームはどう考えてもノリがギャルゲーチックで、「え、なに? これは獣人種の趣味なの?」と疑問に思ってしまいますw

OPで観るアニメを間違えたと錯覚したのは私だけでは無い筈w

エルキア連邦誕生! 『 』の目指す先は…

 

あらすじ

いずなとの勝負に勝ち、対東部連合戦を見事勝利で飾った『 』。

1代で東部連合を作り上げ、実質獣人種の女王である『巫女』とのエクストラゲーム(コイントス)もお互いが勝ちになるような条件の元に導き、誰も不幸になる事のない結果に落とし込んだ空と白は、人類種と獣人種による多種族国家『エルキア連邦』を成立させたのであった。

戦いが終わり、その後の政治的やりとり。

獣人種にゲームを申し込んだ時に空が言った「チェックメイト」の意味合いがここで色々と明かされます。クラミーとの戦いもこの時の為で、とても伏線の多い中で上手くまとめてあります。

『 』の二人が目指すのは唯一神テトの打倒と語る中、倒すための手段として世界の謎もおぼろげながら見えてきます。なぜ16種属なのか? なぜ世界中に巨大なチェスの駒がそびえ立つ? そして十の盟約の第十項から導き出される攻略法と、ここでも伏線が盛り沢山♪

エルキア連邦成立後の話はまたいずれという事で「俺達の戦いはこれからだ」的な終わりを感じなくはないのですが、2期を感じさせるラストだっただけに素直に期待してしまいますww

まとめ

駆け足ではありましたが、ノゲラのTVアニメ版をネタバレ全開で振り返ってみました。かなりぼかした部分も多かったのですが、そこは実際に観てからのお楽しみという事でお願いしますw

ともあれ本作の魅力をまとめると…

  • 異世界転生+ゲームで全てが決まる世界+ゲーム廃人の最強ゲーマー=主人公無双
  • 多彩なゲームに心理戦
  • 巧妙に隠された伏線の数々
  • カラフルな映像美
  • 可愛いは正義=白は正義w

といった感じですね。

変にだれる事もなく終始楽しませてくれる作品ですので、まだ観ていない方はこれを機に是非視聴する事をおすすめします!

また上記にもありますが、TV版は原作の1巻~3巻までの物語となっています。

そこで気になるのは来月公開の映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」ですよね?

映画版は原作6巻に該当する過去編

PVを見ても分かるように、映画版は本編とは異なった雰囲気になっています。

これは空と白が活躍する本編の過去。まだ世界で力による戦争が行われていた時代の話になります。

だったら本編観てなくても楽しめるんじゃない?」とお考えの方もいるかもしれませんが、同じ楽しむなら最高に楽しんだ方がお得ですよw

TV版は全12話ですので、これから見始めても十分間に合います。そして来る7月15日に公開となる映画版を120パーセント楽しんだ上で、ぜひとも2期に向けて一緒に盛り上げていきましょうw

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