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【艦これ】史実路線でいくのか!?第2期の可能性と『アニメンタリー 決断』で学ぶ艦これ!

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いま最もホットなアニメといえば『艦これ』でしょう。

テレビ番組「1億3千万人が選ぶアニメ」でも『艦これ』が紹介されました。

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アニメ、ブラウザゲーム共に人気の高い『艦これ』。

アニメに関しては8話が終了し折り返しですね。こうなってくると気になってくるのが第2期の存在。

今回ご紹介するのは、第2期の可能性と『艦これ』が史実準拠路線を向かっている考察を書いていきたいと思います。

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アニメ版『艦これ』史実準拠路線確定か?片目のヲ級が見せる第2期の可能性

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第8話まで進み、折り返し点を過ぎたアニメ『艦これ』。

ここまでの展開で制作者側が、ある程度史実に準拠した路線で行こうとしている雰囲気が出てきました。

多くの提督達から悲鳴が上がった、第3話における「如月」の轟沈。

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そして第7話における軽空母「祥鳳」の大破炎上(その後の消息は語られていない)。

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ここまでの展開で、海戦シーンはおおむね史実どおりの展開を見せています。

今後もずっと戦史をそのまま再現するとなると、悲惨なバッドエンドしか待ち受けていません。

娯楽作品「吹雪のがんばり物語」としての範疇に収まる程度の再現率とはなるでしょう。

アニメ第3話において発動された「W島攻略作戦」は、史実における「ウェーキ島攻略作戦」と符合します。

そして第7話で行われた「MO作戦」は、太平洋戦争における「ポートモレスビー攻略作戦」の正式な略称でした。

史実でも、「ウェーキ島攻略作戦」で駆逐艦:如月が敵航空機の攻撃で撃沈しています。

そしてMO作戦では、それによって発生した珊瑚海海戦で、軽空母「祥鳳」が撃沈

「翔鶴」大破と、気持ち悪いぐらいアニメと符合しているのです。

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また、アニメでは敵艦載機から待避するため、瑞鶴・翔鶴の二人はスコールに入ってやりすごしましたが、史実でも瑞鶴はスコールに入ったため敵機の空襲から難を逃れています。(この時、翔鶴が大破)

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史実では珊瑚海海戦に吹雪・金剛・北上・大井は参加していません。

また、スコールに入ったのも瑞鶴だけ。という違いもあるので、全部が全部というわけではないでしょうが、制作者側は史実をある程度ふまえた海戦シーンを見せてきました。

さらに、アニメ第7話における戦果は「敵ヲ級空母一隻撃沈。一隻大破」で、傷ついて片目になったヲ級空母が思わせぶりな表情で撤退シーンを見せ、再登場を予感させるもの。

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史実における珊瑚海海戦でも、米軍は正規空母「レキシントン」が撃沈・「ヨークタウン」が大破。

そして大破したヨークタウンは、三ヶ月はかかると見られていた修理を不完全な状態ながら三日で済ませ、ミッドウェー海戦に参加しています。

つまり、伏線となった片目のヲ級が本当に再登場するとすれば、史実における「ミッドウェー海戦」にあたるエピソードがいずれ用意されている可能性を強く示唆しているのです。

ただ、第8話は大和登場と水着サービス回となりましたし、第9話は夕立の改造エピソードということで残りは4話。

長門の台詞から考えても、第7話で攻略しそこねた作戦目標を変更した様子はないため、これに加えて4空母が撃沈の憂き目を見た「ミッドウェー海戦」を入れるのは、少々時間的猶予が無いような気もします。(後始末が大変)

そして「ミッドウェー海戦」が今期13話中に収まらなければ2期濃厚というわけですね。

もしも第2期があれば、今度はそれなりの尺の長さがあるため史実に近い様々な海戦が展開されるかもしれません。

その史実をあらかじめ知っていると、艦娘たちの運命をいろいろと予測したり心配したりしながら見る楽しみができるでしょう。

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ここまでアニメの人気は極めて高くゲームの方でも勢いは止まっていない『艦これ』ですから、少々気が早いかもしれませんが第2期は十分にあると思われます。

 

『アニメンタリー 決断』太平洋戦争を学べるアニメ

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太平洋戦争を勉強しようとすると歴史群像シリーズなどがテキストとして手軽ですが、それでも難しい言葉や専門用語にガンガン出くわして、それまで戦史に興味がなかった人には敷居が高いと思われます。

コンパクトに映像化された太平洋戦争としてオススメなのは映画『連合艦隊』ですが、こちらの映画でも「珊瑚海海戦」や「ソロモン海戦」などの重要な戦闘が省かれています。

そこでイチオシしたいのが、『アニメンタリー 決断』というアニメ。

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アニメなら難しく考えず、楽しみながら太平洋戦争を知ることができるのではないでしょうか?

どんなアニメ?

『アニメンタリー 決断』の頭にある「アニメンタリー」とは、「ドキュメンタリー」を「アニメ」でやるからアニメンタリー」ということのようです。

放映はなんと1971年! 古い!

『ガッチャマン』を手がけたタツノコプロの作品で、絵のほうもガッチャマン当時と似たリアル路線のガリガリした古い絵で、萌えのカケラもありません。

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しかし、太平洋戦争を真面目にアニメにするなら、こうなる方がむしろ当たり前なわけで、『艦これ』の萌えミリタリーの分野そのものが異質なのです。(大好きですが…)

この作品では、太平洋戦争中に起きたほぼ全ての陸・海軍作戦がそれぞれ30分(たまに前後編で60分)の話にまとめられています。

ナレーションによる説明も解りやすく、登場人物達。特に提督や将軍の悩みや決断は深く描写されており、娯楽作品としても戦場の臨場感があるスリリングにものに仕上がっています。

さらにこのアニメは、戦史に造詣の深い、いわば歴史軍事著作界における大物中の大物作家、故・児島襄氏が原作・監修にあたっており、他のアニメでは考えられないほど贅沢な考証がなされています。

もっとも放映当時の1971年から今日に至るまでに、戦史における新説は次々に出てきてはいるのですが…。

それでも覆されていない部分も多く、太平洋戦争の大筋を手軽に楽しみながら知るテキストとして、この作品以上の物はなかなかないでしょう。


⇒[Amazon:アニメンタリー決断 DVD-BOX]

OP、EDはまるで軍歌だし、作中ではしれっとBGMに「同期の桜」が流れていたり、いろいろとガチな戦争物なのですが沈んでいく敵艦に花束を投下した話など戦場における様々なエピソードも事実として紹介されています。

「絵が古い」「軍国主義的」と敬遠せず、アニメ界に来ている『艦これ』の大きなウェーブをより楽しむための参考と考えて、ぜひとも触れてみることをお勧めいたします。

アニメ第7話「珊瑚海海戦」の詳細と、今後来るであろう「ミッドウェー作戦」の経緯。

そして「珊瑚海海戦」と「ミッドウェー海戦」で傷ついたヨークタウン(片目のヲ級?)のその後も、ちゃんと独立した話で収録されています。

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『艦これ』と『決断』の相違点

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『決断』は「戦争そのもの」を一つ一つ丹念に描いていくことを重視しているので、かなり悲惨な話になっていきます。

この点、アニメ『艦これ』は、史実をある程度取り入れてシリアスなシーンはあるものの、基本的には明るいストーリーだということは確かですし、あまりにも鬱すぎる展開が繰り広げられることはないでしょう。

また、当然ですが可愛い女の子満載の『艦これ』に対して、『決断』に女っ気はゼロ!

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ただの一人として女性は出てきませんし、男の方もほとんどが初老のおっさん。よくて壮年。ごくたまに若い兵隊、といった男臭さ!

でも、こんな男臭いアニメでも『艦これ』で戦史に少しでも興味を持った方であれば、大いに楽しむことが出来ることは請け合いです!

それだけの高いクオリティを持った作品なのです。

 

太平洋戦争を知ったことによる今後の展開予想

『アニメンタリー 決断』を観た人には、今後アニメで展開される海戦の概要がある程度解るようになるでしょう。

第1期終了間際に入るか、あるいは第2期かはわかりませんが片目のヲ級の存在がある以上、機会があれば必ず「ミッドウェー海戦」はやるでしょう。(ゲームの方でも季節ごとのイベントは史実準拠で行われており、2014年夏のイベントがミッドウェー海戦でした

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アニメ『決断』では、帝国海軍に「珊瑚海海戦」における痛み分けから滅亡に至るまでの悲惨な戦いと敗北が待っています。(もちろん、何度かの勝利もあるにはありますが)

兵士も船も次々と散っていきますし、それはアニメで既に登場している何人かの艦娘のモデルとなった船も例外ではありません。

しかし、『艦これ』のアニメでそこまでやるか?と言われれば、それは無いような気もします。

やったら轟沈しまくりでネット界は炎上でしょう。。。

特に、メインキャラである赤城・加賀が轟沈する展開は大半のユーザーが望んでいないでしょう。

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第7話において、祥鳳の撃沈をぼかしたことなどを考えると戦史をふまえつつも娯楽アニメとしての救いは見せてくれるのではないでしょうか。(ゲームの方でも、きっちりミッドウェーを攻略できる展開でした)

そのためにも最適なテキストの一つが『決断』なのです。

  • ストーリー展開を予測できる
  • 史実と照らし合わせながらハラハラドキドキできる
  • 勉強にもなる?!

と良い事尽くしですね!

史実を知らなければ楽しめないアニメではありませんが、知っていればより楽しむことが出来るミリタリー要素が強いのが『艦これ』だと思います。

(ゲームは基本的にそういった要素が強いし、アニメもゲームユーザー向けのネタが満載です)

必見!

……とまでは言いませんが(古いアニメだし、レンタルされているかどうかすら怪しい)。

『アニメンタリー 決断』でググってみれば、放映タイトルで主要な戦闘が列挙されるので、それを元にwikipedia等でざくっと調べてみるのも面白いかも知れません。

もちろん見る機会が得られたならば、とても面白い作品なので、ぜひ試してみることをお勧めします!

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