【CHAOS;CHILD】シリーズ4作目はCHAOS;HEADの正統続編! 感動のラストに刮目せよ!‐ゲーム編‐

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ゲームにせよアニメにせよ、自分の好きな作品はやっぱり続きが見てみたいと思うのがファン心というものですよね。

とはいえ続編と一口にいっても様々で、前作のキャラクター達がそのままメインキャラクターとなる場合やメインキャラクターの子孫達が活躍する場合、舞台は同じ世界でも全く違う主人公であったりと、続編のパターンはいくつもあります。

個人的にはどのパターンでも素直に楽しめるのですが、今回ご紹介する作品はそんな続編の中でも世界軸を同じくして主人公が変わったパターンのゲームで、大ヒットシリーズである科学アドベンチャーシリーズの第4作にして第1作「CHAOS;HEAD」の正統続編「CHAOS;CHILD」です。

また本作はゲーム版の他にもアニメ版もあり、今回はゲーム編としてゲームにのみ絞ってご紹介します。

前作CHAOS;HEADの終盤で起きた渋谷崩壊時に現場に居合わせ災害に巻き込まれてしまった少年・宮代 拓留(みやしろ たくる)。本作は渋谷地震と呼ばれる大災害から6年後の渋谷を舞台に巻き起こる新たな事件を中心に、高校生に成長した宮代 拓留と彼の周囲にいる少女達の物語です。

CHAOS;HEADの正統続編

本作はシリーズ第1作であるCHAOS;HEADの正統続編という事で、CHAOS;HEADで用いられていた用語や設定をそのまま引き継いでいます。前作をプレイしていない人でも十分楽しめるようになっている本作ですが、本題の前に少しだけご紹介します。

ニュージェネレーションの狂気

前作CHAOS;HEADで起こった連続猟奇殺人事件。本作でも重要なキーとなる事件で、前作の凄惨な現場写真もいくつか登場します。事件は発生順で

  • 集団ダイブ
  • 妊娠男
  • 張り付け
  • ヴァンパイ屋
  • ノータリン
  • 美味い手
  • DQNパズル

の計7つ。前作中の2009年9月から11月に掛けて発生した。

ギガロマニアックス

妄想を現実に変える力を持つ者で、語源は『誇大妄想狂』という意味の『メガロマニアックス』から来ています。

こちらも上記のニュージェネレーションの狂気と同様に作中の重要なキーであり、ある意味では本作最大のポイント

ディソード

ギガロマニアックスは『リアルブート』という能力で妄想を現実の世界に変換しますが、ディソードはその際に使用される干渉端末。ギガロマニアックスであるならば誰もが所持していて形状は所持者によって様々

尚、普段は妄想の中の景色に紛れ込んでいて本人しか見えないのですが、実体化すると実剣と変わらない状態になる為人や物を切る事が可能。かなり切れ味よさそうです。

 

疾風迅雷のナイトハルト

作中で人気のある架空のMMORPG通称『エンスー』においてかなり有名なアバター。

中の人なんていません…という事は無く中の人は前作をプレイしている人なら一発で分かるあの人ですw

ルートによっては全く絡みませんが、香月ルートだと結構重要な事教えてくれます。

舞台は大災害から6年後の渋谷

物語の舞台となるのは前作の終盤で発生した大災害、通称『渋谷地震』から6年後の渋谷です。

荒廃してしまった渋谷も6年も経てば復興が進んでいて、見た目的には現実の渋谷と遜色ない程。しかし未曾有の災害である渋谷地震がもたらした傷は深く、主人公・宮代 拓留に幼馴染の少女・尾上 世莉架(おのえ せりか)、拓留とは地震以降に同じ児童保護施設で育った家族であり姉代わりの来栖 乃々(くるす のの)など、登場する少年少女は誰もが心に何かしらの傷を負っています。

本作のコンセプトが『心への浸食』という事もあり、前作と比較すると残酷描写は幾分マイルドになっていますが、心理描写はじわじわと蝕んでいく感じが強いですね。

ニュージェネレーションの狂気の再来

上記でもキーとなるとした『ニュージェネレーションの狂気』ですが、6年後の本作では当時と同じ日付、同じ場所に新たに不可解な猟奇殺人事件します。それこそが『ニュージェネレーションの狂気の再来』です。

前作と比較すると幾分マイルドですが、あくまで幾分ということで上記画像の第4の事件通称『ごっつぁんデス』が一番マシなので画像を載せましたw

他にも

  • 動画サイトユーザーが生放送中に自身の右腕を食べて失血死した『こっちみんな
  • 人気ヴォーカリストが、趣味のストリートライブ中に歌いながら死亡した音漏れたん死因は自身の腹部にスピーカーを入れたことによる失血死
  • 全裸の女性が自宅のテーブルの上で頭から串刺しの串のように鉄筋が突き出た状態で顔が分からないほど焼かれて殺された『上手に焼けました

等々。マイルドになったと言っても十分破壊力がありますね(汗)

ギガロマニアックス?

上記でもギガロマニアックスはキーだとしましたが、本作ではギガロマニアックスという存在は最大のキーポイントだと言えます。

主人公の拓留を含めてギガロマニアックスとされるのは6人の少女少女なのですが、本当の意味でのギガロマニアックスは1人だけです。

本物とそれ以外の違いは? 何故拓留達はギガロマニアックスの力を得たのか?

これより先は是非プレイして自分の目で確認して見て下さい♪

お馴染みのファンディスク「CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!」

出典:Twitter

本作もシリーズ恒例とも言える世界観180度回転のギャルゲー特化型ファンディスクは健在ですw

タイトルは「CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!」。CHAOS;HEADのファンディスクが『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』だっただけに、正統続編である本作のファンディスクのタイトルが同様なのは頷ける所ですが、よく見るとタイトルの最後の『!』が一個増えていますねw

上記は公式公開されているプレイ動画ですが、これだけ短い動画の中でも雰囲気はバッチリ伝わってきますw もちろん例によって本編をクリアしてからの方がより楽しめる使用となっていますが、純粋に美少女アドベンチャーが好きな方は敢えてこちらからプレイして見るのもアリかも?w

まとめ

シリーズ第2作『STEINS;GATE』の大ヒットの後、次作『ROBOTICS;NOTES』が思いのほかヒットしなかった為か、本作は発表当時から注目度はかなり高い作品でした。

私的にはCHAOS;HEADの正統続編という事もあり、前作をプレイしていない人からしたら肩すかしを食らうかと思ったのですが、蓋を開けてみればかなり優秀な作品だと感じました。

一番最初のエンディングを迎えた後の2周目より個別ルートを攻略する事が出来、全てのヒロインの個別ルートを制覇した後にトゥルーエンドルートが開かれるという仕様になっていますが、どのルートも完成度が高く、トゥルーエンドルートに関してはシリーズ最大のヒット作とされるSTEINS;GATEに匹敵するほど。

現在はXbox One、PS3、PS4、PS VITA、WIN版と5つのプラットフォームで発売されています。アドベンチャー好きはもちろんそうでない方にもおすすめの一作。

トゥルーエンド『SILENT SKY』を見る時には手元にティッシュやハンカチをお忘れなくw

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