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ミリ萌え! 艦これまでに至る数少ない成功作【ストライク・ウィッチーズ】

更新日:

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いやー、「艦これ」盛り上がってますね。

アニメは終了と同時に第二期が早々と決定。
ゲームのユーザー数は増え続けて、ついに200万人を突破。

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ミリタリー好きとしては、いわゆる「ミリ萌え」がここまで大きな成功を収めたことに、感慨深いものを感じざるを得ません。

本稿では、そのミリ萌え初の成功作である『ストライクウィッチーズ』を紹介していきたいと思います。

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ミリ萌えの系譜 -艦これ以前の屍の山-

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「ミリタリー萌え」というジャンルは、以前から「あるにはあった」のですが、万人受けするものはほとんどなく、個別の作家が同人界隈でそれぞれにやっている趣味色の強いものでした。

中でも有名だったのが、「艦これ」でもいくつかのキャラデザをやっている島田フミカネでしたが、他にも、速水螺旋人、RAITAなど、まさに孤軍奮闘といった感じでした。

そこに現れたのが「MC☆あくしず」という雑誌です。


⇒[Amazon:MC ☆ あくしず 2015年8月号]

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これは、硬派のミリタリー専門誌「ミリタリークラシック」内で隙あらば萌え記事をねじ込んでくる編集者がまとめられて、別刊誌として立ち上がった雑誌でした。(追放ともいう)

この雑誌が画期的だったのは、同人・プロ問わず、あらゆる界隈で活動していた「ミリ萌え」作家を、まさに総ざらいでかき集めてしまったことです。

これによって、それまで個別に活動していたミリ萌え作家達は「MC☆あくしず」という一つの勢力でそれぞれの趣味世界を存分に発揮し、まばらな草木だったミリタリー萌えの世界に種をまき、現在に至るまで以後10年以上活動を続け、大きな森に育て上げた功労者筆頭です。

「艦これ」でメインとなった「兵器の擬人化」はその代表例で、メカと少女を融合させればいいのか、どこまで肉体とメカを融合させるべきなのか、どこまで生身ならいいのか、あくまで装備品としておくのか、様々な実験が紙面で繰り返されました。

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そして、この「MC☆あくしず」の創刊号で表紙をつとめたのが、前述した島田フミカネ氏です。

とあるネットミーティングをのぞいたところ、この「MC☆あくしず」関係者と、ある有名な書評家が行っていた会話の中で「艦これは無数の屍の上に立っている」という話題がありました。

それは、「艦これ」が受け入れられるまでには、受けなかったミリ萌え作品群が山ほど存在し、その中で売れるようさがブラッシュアップされ、その屍の山の中から生き残ったいくつかの作品群の中からやがて「万人受けするミリ萌え」である「艦これ」が出現した、というお話でした。

その是非は不明だし、確かめることができない事例であるのも確かですが、しかし、確かに「艦これ」以前にも、いくつものミリタリー要素を盛り込んで受けずに散っていった数々の作品があります。

スカイガールズ」などはその代表例ですが、その中に、狭い範囲ながらも受け入れられ、次の「ガールズパンツァー」に繋がる、近年のミリタリー萌えアニメで、恐らく初めての成功作となったのが『ストライクウィッチーズ』でした。

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そして、アニメ放映当初から誌面をあげてピンナップ掲載や新作紹介など、全面的なバックアップを行っていたのも、この「MC☆あくしず」という雑誌でした。

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島田フミカネのリベンジ-受けるミリタリー萌え-

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『ストライクウィッチーズ』という作品の起源は意外と古く、アニメ以前にさかのぼります。

コンプエースという雑誌で、島田フミカネ氏が連載していた「兵器の擬人化」のイラストコラムが初出であり、これが2007年にパイロットフィルムのような位置づけでOVA化しました。

同年、島田フミカネ氏がキャラクター原案として参加した「スカイガールズ」という、作品がアニメ化されましたが、興行的にはあまり成功しませんでした。

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図らずも、後の『ストライクウィッチーズ』と似た設定のアニメで、実は良作だったと個人的には思うのですが、受けなかった理由は、やはりミリタリー要素の配合具合が難しかったことと、何より世間にミリタリーと萌えの融合物について、受け入れる土壌が整っていなかったことが原因でしょう。

そして、「スカイガールズ」と同年だったパイロットフィルムを経て、1年後、満を持してTVアニメ版『ストライクウィッチーズ』が放映開始されたのです。

スカイガールズと似た「敵」の設定は、実は艦これにも繋がっていく「人間ではない、謎の戦闘生命体」というもので、まさに島田フミカネのリベンジ作品とも言えるものでしょう。(もちろん、他にも何人も関わっていますが)

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これでもかと盛り込まれるミリタリーネタと、それを強いない絶妙のバランス感覚

『ストライクウィッチーズ』には、様々な戦史ネタ、ミリタリーネタが盛り込まれていますが、それをクドく説明しない、「解る人だけ解ればよい」と割り切り、好き放題やったうえで、アニメとして成功するエッセンスを詰め込んだ作品でした。

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ストーリーとしては、簡単に言うと以下のようなものです。

時代背景は、現実世界では第二次世界大戦当時、謎の異種族生命体「ネウロイ」により侵略されている世界で、各国は互いに戦争どころではなく、力を結集して共通の敵と戦っている。

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「ネウロイ」には通常の力では対抗しがたいが、唯一、これを撃破・撃滅できる力を持ったのが、魔法の力を持った少女達、現代の「ウィッチ」達であり、彼女たちが乗る新時代の魔法のほうきはエンジンのついた脚、「ストライカーユニット」だった。

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アニメの展開としては、軍隊とは無縁だった少女「宮藤芳佳」が、その魔法の素質を現役ウィッチである坂本にスカウトされ、生死不明だった父の消息を尋ねるためヨーロッパに展開するウィッチ戦闘部隊「501統合戦闘航空団」に入隊します。

各国から選抜されてきた個性的な隊員達との交流を通じて空への憧れを強く持つようになった芳佳が、隊員達とうち解け、友情を育み、仲間を護るためにネウロイの戦いに赴く、という展開は、ベタベタではあるものの、「受ける」ための古典的な要素を無難に入れ込んだものでもあります。

これによって一定の評価を担保しつつ、他方では登場人物が全て実在のパイロットのパロディであったり、「ストライカーユニット」は実在の戦闘機の名前であったりなど、これでもかというほど空に関するミリタリー要素が盛り込まれています。

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ミリタリーを知ってたら楽しいし、知らなくても楽しめる、そんなアニメですが、個性的な「ヤッチマッタ感」が強いのは、全ての女性登場人物がスカートあるいはズボンを着用しておらず、パンツだけ、というあたりで、これを無理矢理世界観としてゴリ押ししているあたりはほんとに強烈。

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無難な要素とミリタリー要素、そしてアホみたいな個性。

三拍子そろったこの作品は、果たして確実に、地道なヒット作となりました。

王道、王道、また王道

1話ごとに、当初頑なだった仲間や、敵対的だった仲間にスポットを当てていく展開で、その話の中ででコンパクトにそれぞれ個性の強いキャラクターとの絆を強めていき、最終話ではそれらの仲間達と一丸となって、強大な敵と決戦。

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ここまで王道を貫かれると、むしろ清々しいものがあります。

王道とは陳腐さと隣り合わせですが、受ける展開として使い古されているということは、同時に、実績のある方法論、ということでもあります。

これまでに散っていった数多くの斬新なミリタリー萌え作品の教訓を経て「ミリ萌え」というまだまだ未開拓の分野で成功するために、やりたいことと、一般層にも受け入れられる為に必要な、やるべきことをきっちりとしっかり区分けして煮込んだのが『ストライクウィッチーズ』という作品だと思います。

そして、展開する世界

第一期は、各話ごとに特定の隊員にスポットを当てて、主人公と交流していく展開でしたが、これがそこそこに当たり、第二期が決定。

こちらは、第一期ではできなかった、主人公以外のキャラクター同士の掛け合いやドタバタが多く、この第二期があって初めて、本当の『ストライクウィッチーズ』が完成した感があります。

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アニメが当たると、あとは、世界各地の「ウィッチ」達の戦いは、コミック、小説と展開に成功していき、本編も劇場版が何本も制作されるなど、ミリ萌え作品としては異例のヒットとなりました。

もちろん、それでも垣根はまだまだ狭かったのですが、ミリタリーに関心の無かった客層からも一定の評価を受けたことはとても大きな功績でした。

この作品が築いた土壌が、やがて「ガールズパンツァー」を、そして「艦これ」を受け入れられるユーザー層を育てたと言えます。

その意味で、「艦これ」に至る「ミリ萌え」というジャンルにおいて、大きな功績があった名作が、『ストライクウィッチーズ』と言えるでしょう。

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今では漫画作品などで個別の外伝的なものも展開していますし、本編は間違いなく面白い!

パンツが嫌いではなければ、ぜひ視聴してみてください!


⇒[Amazon:ストライクウィッチーズ 第501統合戦闘航空団]

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